Fulltone OCD – オーバードライブ/ディストーションペダル

定番オーバードライブペダル Fulltone OCD のレビュー?を書いてみました。

オフィシャルページ

Fulltone OCD サウンドハウス
Fulltone OCD
サウンドハウス
| 楽天 | Amazon

世の中には「定番」と呼ばれるものが数多く存在していますよね。当然ながらギター関連の機材にもそういう物は数多く存在します。

が、私、ギター歴そろそろ 25年くらいになるくせに、そういう「定番」を殆ど知らないと言う事に最近気が付きました。

これは良くないなと。

そんなわけで、今年は定番を一杯弾いてみようと思ってスタートしたのですが、TS 買おうと思ってたのに Leqtique MAR Vptp 買ったりとか色々脱線してしまってw

っと言う訳で、定番を弾いてみたシリーズ的なのの第一弾は Fulltone OCDです。

お付き合いください。

Fulltone OCD とは

と言われても良く分かりませんw

オーバードライブに分類されるペダルだとは思いますが、単体でもかなり歪むのでディストーションとして使うのも有かなと。

まぁ、音に関しては後ほどまとめるとして、この OCD に関しては「一昔前に流行った」っと言うイメージがとても強いです。

「一昔前」っていつだよって話ですが… 10年くらい前ですかねぇ…?

ちょうど私がアンプシミュレーター(Line6 POD)を中心としたシステムからコンパクトエフェクターを中心としたシステムへの移行を検討していた時期だったと思いますが、よく覚えていませんw

その当時なんで試さなかったのかは覚えてないのですが、なんででしょうね。

for-20111023_17045850099_o

オーバードライブとして Fulltone FullDrive 2 Mosfet を使っていた時期はあるのですが、なぜか OCD は今回試すまで使ったことがありませんでした。

何となくディストーションのイメージが強かったのかなぁ?

話は逸れますけど、FullDrive2 はとても良いペダルでした。


Fulltone Full-Drive2 Mosfet
楽天
| Amazon

お薦めです。

OCD の音

繰り返しになりますが、比較的歪むタイプのドライブペダルです。

そして、個人的には癖があるペダルだなと感じました。

暴れるとか、荒いとかそんな感じのイメージでしょうか。

スムースなタイプのオーバードライブでは無いですね。

これも一昔前に良く聴いたような気がしますが、「アンプライク」とか言ったりするやつなんでしょうか?w

動画を撮ってみました

真空管アンプの歪み方に近いと言えば近いかもしれませんが、言葉で説明してもあれなので動画を撮ってみました。

iPhone のマイクで録音しているので、生音入ってますけどいかがでしょうか?

使用機材は下記のような感じ。

Guitar Fender CS Postmodern Strat
AMP Mesa/Boogie MARK FIVE : 25
CAB Bogner 112CP

自分のメモ用に録画した動画なんでかなり適当ですが…
雰囲気は伝わりますかね?

ちなみに OCD にはかなりたくさんのバージョンがあるようですが、この OCD は現時点での最新版 V2 ではなく、V1.7 です。

Fulltone OCD Ver

この動画はストラトで録ってるのでこれでもスッキリしている音だと思いますが、オールマホの B3 Metal XS でも弾いてみたのですが、なかなかの暴れっぷりでロックな感じ。

低音が結構出るからかもしれないですね。

HP/LP スイッチについて

上部にある HP/LPスイッチを切り替えることでキャラを変えることができます。

この HP/LP の意味ですが、 オフィシャルサイトの V2 のマニュアルを見ると下記のように書いてあります。

HP/LP switch:
Set to HP (High Peak) you get increased increased distortion throughout the Drive Knob‘s range, more volume, and a slight increase in the midrange (between1-2 Khz) for
more of a “British” vibe (ala Vox and Marshall)
Set to LP (Low Peak) you get incredible accuracy to the original sound of your Guitar and amp…very little coloration! Excellent for Clean Boosting, for cranked Blackface or
Tweed-style ones, and for when you’re not going for a British type sounds

HP/LP はそれぞれ
HP (High Peak)
LP (Low Peak)
と言う事らしいです。

「HP がマーシャル系で、LP がフェンダー系。」みたいな紹介が多いですが、まぁそのイメージでとらえて遠くは無いかなと。
フェンダー系ってのは個人的にどの辺りなのか良く分からないのですが…w

「歪」として使う場合には HP の方が OCD のキャラが出ていて良いのかなと思います。

書いてある通りですが、プレゼンスと言うかハイミッドあたりが強調されて、マーシャルっぽい歪み方をしますね。

個人的には LP で Drive を 10時から11時くらいの間にして少し Tone を上げた設定が好みでした。

LP でクリーンブースターっぽい使い方って、そのままじゃないかw
って話ですけど、やはりこういう音が好きなんですね。

アンプがクリーンな状態で少し歪むような辺りの音がとてもいい音です。

こんな感じでかなり幅広い音作りが出来るお所が OCD の魅力なんではないかなと。

HP/LP 共通して、結構低音が出るタイプのペダルだと思います。

家で弾いてる音量で感じるので、スタジオとかだと更に膨らみそうな予感がします。

なので、結構 Tone は上げ目で良いのかなと感じました。

特に Drive を上げていくと HP でも低音が強調されてくるので Tone をある程度上げてあげた方が抜けのいい音になる感じがします。

OCD の外観とか

Fulltone OCD

シンプルですよね。

シンプルなんですけど、とてもアメリカンな感じがするところが不思議です。

他のペダルも含めて Fulltone のペダルはデザインが良いですよね、おしゃれな感じがします。

Fulltone OCD

そして、個人的に良いなと思うのが指で簡単に外せるネジを採用している筐体のデザイン。

電池交換するときにドライバーが無くても簡単に外せるのって凄く実用的でポイントが高いと思うんですよね。

V2 は内部スイッチでバイパス時の設定を変更できるみたいですけど、そう言うのの設定とかも含めて内部にアクセスすることって結構あるので、こう言うところって結構重要だったりします。

結論 – 迷ってるなら買い

Fulltone OCD サウンドハウス
Fulltone OCD
サウンドハウス
| 楽天 | Amazon

シングルチャンネルでクリーンブースター的な使い方から、リードに使えるくらいの歪までカバーするのってなかなか凄いですよね。

2ch のドライブペダルでもここまで幅広いものってあまりない気がします。

幅広い音が出せるタイプのエフェクターって設定が難しいものが多いですけど、これは 3ノブで ミニスイッチが一つなので設定自体はかなり楽だと思います。

幅広いとは言っても、HP にしても LP にしても OCD らしさみたいなものは共通しているので、OCD の音の雰囲気が好きであれば使いにくさは感じないのかなと。

「このペダルでしか出せない音がある」と言うタイプのペダルではないと思いますが、とりあえず持っておいて損はないタイプのペダル、と言う印象です。

セッションなどでスタジオに入る時、出来るだけ機材をコンパクトに済ませたい、みたいなときには歪ペダルとしてこれを持っていけば殆どのシーンで困ることはないんじゃないでしょうか?

価格を考えても、悩んでるなら買ってしまって良いのでは?

それくらい完成度の高いペダルだと思います。

後は好き嫌いの問題かなと。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です